公表「平成29年度(2017年度)PRTRデータ(化学物質の排出量・移動量の集計結果等)」

「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法/PRTR法)」に基づく、化学物質排出・移動量届出(PRTR)制度により、2017年度(平成29年度)の化学物質の排出量・移動量が公表された。

2017年度(平成29年度)届出排出量・移動量
  • 届出事業所数:34,253事業所(前年度比1.6%減)
  • 届出排出量:152千トン(前年度比0.24%増)
  • 届出移動量:235千トン(前年度比4.4%増)
  • 総届出排出量・移動量:387千トン(前年度比2.7%増)

【PRTR制度】1999年11年7月に公布された「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法/PRTR法)」に基づき、化学物質排出・移動量届出(PRTR:Pollutant Release and Transfer Register)制度が導入された。
PRTR制度の導入により、相当広範な地域の環境において継続して存すると認められ、人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息若しくは生育に支障を及ぼすおそれのある化学物質(第一種指定化学物質)について、事業者は環境中へ排出した量(排出量)や廃棄物などとして処理するために事業所の外へ移動させた量(移動量)の届出を行い、国はその集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果を公表することとなっている。
出典

○環境省「平成29年度PRTRデータの概要等について-化学物質の排出量・移動量の集計結果等-」