「産業廃棄物の不法投棄等の状況（2018年度）」が公表された。
新たに判明した不法投棄等事案の状況及び年度末時点の不法投棄等事案の残存量等を調査した結果がまとめられている。
調査結果の概要
- 不法投棄の新規判明件数は、ピーク時（平成10年代前半）からは大幅に減少
- 一方で、2018年度でいまだに年間155件・総量15.7万トンもの悪質な不法投棄が新規に発覚し、跡を絶たない状況にある
- 不適正処理は、2018年度で年間148件・総量5.2万トンが新規に発覚している
2018年度に新たに判明した「不法投棄事案」
| 分類 | 件数/量 |
| 不法投棄件数 | 155件（前年度163件） |
| 不法投棄量 | 15.7万トン（前年度3.6万トン） |
2018年度に新たに判明した「不適正処理事案」
| 分類 | 件数/量 |
| 不適正処理件数 | 148件（前年度161件） |
| 不適正処理量 | 5.2万トン（前年度6.0万トン） |
2018年度末における「残存事案」
| 件数/量 | |
| 残存件数 | 2,656件（前年度2,630件） |
| 残存量 | 1,561.4万トン（前年度1,559.4万トン） |
※量は、四捨五入で計算して表記しているため、合計値が合わないことがある。
図．不法投棄件数及び投棄量の推移
（出典）環境省
出典