環境省より、2016年度(平成28年度)における騒音・振動・悪臭に係る苦情の件数、各法律に基づく地域指定の状況及び届出件数、措置の状況等が公表された。
◆振動規制法
【苦情の件数】
2016年度は3,252件で、前年度比 241件増加
【苦情の内訳】
建設作業が最も多く、2,190件(全体の67.3%)、工場・事業場が559件(同17.2%)、道路交通が255件(同7.8%)等
◆騒音規制法
【環境基準の達成状況】
騒音に係る環境基準の地域類型を当てはめる地域を有する市区町村は、2016年度末において、全国の市区町村数の70.8%に当たる1,233市区町村。平成28年度に環境騒音の測定を実施した地方公共団体数は306市区町村であり、全測定地点2,874地点のうち、85.7%の地点で環境基準を達成した。
【苦情の件数】
2016年度は16,264件で、前年度比 226件減少
【苦情の内訳】
建設作業が最も多く5,470件(全体の33.6%)、工場・事業場が4,561件(同28.0%)、営業が1,477件(同9.1%)等
◆悪臭防止法
【苦情の件数】
2016年度は12,624件、前年度比 335件減少し、13年連続で減少
【苦情の内訳】
野外焼却が最も多く3,197件(全体の25.3%)、サービス業・その他が2,156件(同17.1%)、個人住宅・アパート・寮が1,494件(同11.8%)等
○環境省「平成28年度振動規制法施行状況調査の結果について」
○環境省「平成28年度騒音規制法施行状況調査の結果について」
○環境省「平成28年度悪臭防止法施行状況調査の結果について」