2020年4月6日「風力発電所のリプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」が、環境省より公表された。
ガイドラインの背景・概要
●風力発電所のリプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン.pdf
- 設置から一定の期間を経過している風力発電所の中には、既存の設備から新しい設備への更新(リプレース)に着手されているものがある
- リプレースにより、一般に設備利用率が向上、より多くの発電電力量が見込まれる
- 発電所アセス省令(※)第21条に「風力発電所の環境影響評価の項目の選定」、同第23条に「手法の選定」が規定されている。本ガイドラインは、風力発電所のリプレースを対象として、第21条・第23条の規定を参考に環境影響評価の合理化(環境影響評価の項目として選定しないこと、又は、調査、予
測及び評価の手法を簡略化すること)について整理した
【環境影響評価の合理化の例】
- 新たな土地改変を実施しないような風力発電所のリプレースの場合、一部の項目について、環境影響評価の項目として選定しないものとすることが可能
- リプレース前の風力発電所による環境影響が把握されていれば、調査、予測及び評価の手法を簡略化することが可能
※発電所アセス省令:発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査、予測及び評価の手法に関する指針、環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令
出典
○環境省「風力発電所のリプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドラインの公表及び意見募集(パブリックコメント)の結果について」/2020年4月6日