※新型コロナウイルスによる影響を踏まえ、応募受付期間等が延長されました。(2020/5/15更新)
環境省は、食べきれなかった料理を持ち帰ることを身近な文化として広め、利用者の自己責任、またお店との相互理解のもとで、飲食店等における持ち帰りの実践を促す社会的な機運醸成を図ることを目的とし、
環境省・消費者庁・農林水産省及びドギーバッグ普及委員会の共催で「Newドギーバッグアイデアコンテスト」を開催する。
コンテストでは、「ネーミングの部」「パッケージデザインの部」の2部門について作品を募集する。(2020年3月31日より応募開始)
部門①:ネーミングの部
「ドギーバッグ」の名称は、家で待つ飼い犬のため(と言い訳をして)持ち帰るということに由来するといわれている。
しかし、せっかく提供された料理は、自分や家族のために堂々と持ち帰りたいもの。そこで、その気持ちをわかりやすく伝えるため、「飲食店等で食べきることができなかった料理を持ち帰る行為」についての新しいネーミングを募集する。
部門②:パッケーデザインの部
実際に利用者が持ち帰るために、持ち帰りやすく、魅力的なデザインで、かつ、衛生面にも配慮された持ち帰り用のパッケージデザインを募集する。
環境省食品ロスポータルサイト内の特設サイトより応募。
【応募受付期間】2020年3月31日~8月16日
【結果の公表】2020年9月下旬~10月上旬(予定)
※新型コロナウイルスによる影響を踏まえ、応募受付期間等が延長されました。(2020/5/15更新)
○環境省「Newドギーバッグアイデアコンテストの開催について」/2020年2月14日
「ドギーバッグ」はレストランやパーティーでついつい食べきれずに残してしまった料理を持ち帰るための容器のこと。そもそもは、家で待つ愛犬にも分けてあげるためと(言い訳をして)持ち帰ったことから、この名がついたとされ、米国などでは日常的に行われている。
日本でも一部の自治体や団体が持ち帰りの促進に取り組んでいるが、まだまだ普及には至っていない。
美味しそうでついつい頼みすぎてしまったり、話に夢中で食べ残してしまったりしても、持ち帰りを当たり前にしていくことで食の大切さを考え、行動していく社会づくりへの一歩となる。
環境省及び農林水産省の2016年度の食品ロスの量の推計結果の公表値によると、日本では年間2,759万トンの食品廃棄物等が排出され、このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トンと推計されている。これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(2017年で年間約380万トン)の1.7倍に相当する。また、食品ロスを国民1人当たりに換算すると「お茶腕約1杯分(約139g)の食べもの」が毎日捨てられていることになる。