「国立環境研究所気候変動適応センター」の設立

「気候変動適応法」(2018年6月13日公布・2018年12月1日施行)に基づき、国立環境研究所は、我が国の適応情報基盤の中核として、気候変動影響や気候変動適応に関する情報の収集・整理・分析・提供及び地方公共団体等に対する技術的助言等の役割を担うこととされた。

こうした新たな業務及びこれに付随する気候変動適応に関する研究を一体的に実施するための拠点として、国立環境研究所は、気候変動適応法の施行日に合わせ、2018年12月1日、気候変動適応センターを設立する。

本センターが中核となり、気候変動適応に関する業務及び研究を一体的に推進し、その成果を広く提供することで、政府、地方公共団体による気候変動適応に関する計画の策定や適応策の実施を始め、事業者や個人を含む各主体による気候変動適応に関する取組に貢献していくこととされている。

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出典

○環境省「国立環境研究所気候変動適応センターの設立について」