公表「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「2019年方法論報告書」」

2019年5月8日~12日・京都市において開催された、第49回「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」において、

2019年方法論報告書(正式名称:2016年IPCC国別温室効果ガスインベントリガイドラインの2019年改良)

の概要章(Overview Chapter)が採択されるとともに、報告書本編が受諾された。

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【気候変動に関する政府間パネル(IPCC)】

●国連環境計画(UNEP)及び世界気象機関(WMO)により1988年に設立された政府間機関
●報告書の作成には、世界各国の研究者数千名が参加
●地球温暖化に関する科学的・技術的・社会経済的な見地から包括的な評価を政策決定者等に提供
●総会では、成果物である報告書の承認、今後の活動方針の検討等が行われる
●総会の下、第1作業部会(自然科学的根拠)、第2作業部会(影響・適応・脆弱性)、第3作業部会(緩和策)、インベントリ・タスクフォース(排出量算定方法の開発・改善を担う)が置かれている

【IPCC評価報告書】

●これまで5回(第5次評価報告書(AR5)は2013-2014年公開)にわたり評価報告書を作成・公表
●国際交渉、各国の政策決定の基礎となる科学的知見を提供してきた
●現在第6次評価報告書(AR6)公表に向けた作業が進行中

出典

○環境省「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「2019年方法論報告書」の公表(第49回総会の結果)について」

○環境省「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書(AR6)等について」