「BCPを通じた民間企業の気候変動適応に関する意見交換会」開催

環境省は、民間企業による気候変動適応を促進するため、2019年12月18日に「BCPを通じた民間企業の気候変動適応に関する意見交換会」を開催する(非公開)。

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2018年6月13日「気候変動適応法」が公布され、同年12月1日より施行される。 気候変動への適応を初めて法的に位置付け、これを推進するための措置を講じようとするもの。 制定の背景 近年、気温の上昇による農作物の品質低下、動植物の分布域の変化、熱中症搬送...

背景

気候変動の影響に対応し、これによる被害の防止又は軽減等を目的として、2018年12月1日に「気候変動適応法」が施行された。
同法においては、事業者の努力として、事業活動の内容に即した気候変動適応に努めることが期待されている。

一方で、昨今の台風15号、19号などの気象災害(風水害等)は、民間企業にも建物の損傷や、停電、操業停止など直接的な影響をもたらしているだけでなく、広範囲における冠水によるサプライチェーンや物流の断絶等を通じて、間接的な影響も及ぼしている。

将来には、地球温暖化の進行により、豪雨や台風などの風水害や猛暑などの気象災害のリスクがさらに高まることが予測されており、民間企業の備え(気候変動適応)として、これらのリスクを想定したBCP(事業継続計画)を策定、活用することが期待されています。        

本意見交換会は、既存のBCPに気候変動適応を組込む際のポイントや先行事例を参考にしつつ、気象災害をはじめとした気候変動影響に対する取組を進めていく上での課題や、その解決策等についての意見交換を通じて、気候変動適応に関する理解を深めていただき、より強靱で効果的なBCPの策定、活用に向けた取組を推進することを目的としている。

プログラム等

日時

2019年12月18日(水)13:30~17:30

場所

国際航業株式会社 本社2階 多目的ルーム(東京都千代田区六番町2)

プログラム

【第一部 講演】13:40~15:20

講演テーマ 講演者
講演1 BCM(事業継続マネジメント)の観点から見た気候変動リスクについて 芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 教授 増田 幸宏
講演2 BCMを踏まえた気候変動リスク対策の事例紹介 イオン㈱ 総務部 BCM推進グループ マネージャー 兼 イオン小牧危機管理センター長 上田 奈穂子
講演3 国内外企業の気象災害対策の事例紹介 国際航業㈱ SDGs/気候変動戦略研究所 所長 前川 統一郎

【第二部 意見交換会(ワークショップ形式)】15:30~17:20

テーマ(案):気象災害をはじめとした気候変動影響に対する取組を進めていく上での課題や、その解決策等について

申込

【申込みウェブページ】

https://www.kkc.co.jp/cms/detail/news/20191121

出典

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