公表「一般廃棄物の排出及び処理状況等(2018年度)」

2018年度(平成30年度)における全国の一般廃棄物(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況等が公表された。

ごみ総排出量は4,272万トン(東京ドーム約115杯分)・1人1日当たりのごみ排出量は918グラム。ごみ総排出量、1人1日当たりのごみ排出量ともに減少した。

※2011年度から国庫補助による災害廃棄物の処理量、経費等は除かれている。

一般廃棄物の排出及び処理状況等の概要

●一般廃棄物処理事業実態調査の結果(平成30年度)について(PDF)

1.ごみ排出・処理状況

(1)ごみ排出の状況

ごみ総排出量は、2011年度(平成23年度)以降微減傾向。基本方針でベースラインとしている2012年度(平成24年度)4,523万トンを6年連続で下まわった

ごみ総排出量 4,272万トン(東京ドーム約115杯分)(前年度4,289 万トン )[0.4%減]
1人1日当たりの
ごみ排出量
918グラム(前年度920グラム)[0.2%減]
※外国人人口を含まない場合938グラム、前年度942グラム

図 ごみ総排出量の推移

(出典)環境省「一般廃棄物処理事業実態調査の結果(平成30年度)について」

(2)ごみ処理の状況

最終処分量 384万トン(前年度386万トン )[0.6%減]
減量処理率※ 98.9%(前年度99.0%)
直接埋立率 1.1%(前年度1.0%)
総資源化量 853万トン(前年度868万トン)[1.8%減]
リサイクル率 19.9%(前年度20.2%)

※減量処理率:中間処理量(焼却、破砕・選別等により中間処理された量)と直接資源化量(再生業者等へ直接搬入された量)をあわせた量の割合。

(3)リサイクルの状況

市区町村等において分別収集により直接資源化された量及び中間処理後に再生利用された量の合計は649万トン、住民団体等の集団回収により資源化された量は204万トン。

市区町村等による資源化と住民団体等による集団回収とを合わせた総資源化量は853万トン、リサイクル率は19.9%。

総資源化量及びリサイクル率は2017年度と比べ減少した。

2.最終処分場の状況

一般廃棄物最終処分場は1,639施設、残余容量101,341千m3であり、昨年度より減少した。

残余容量 1億134万m3(前年度1億287万m3)[1.5%減]
残余年数 21.6年(前年度21.8年)

出典

環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について」/2020年3月30日

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