環境省より、2017年度(平成29年度)における全国の産業廃棄物の排出及び処理状況等が公表された。
産業廃棄物の総排出量は、前年比約0.9%(約349万トン)の減少 となった。
産業廃棄物の排出・処理状況(2017年度:平成29年度)
1.全国の産業廃棄物の総排出量
- 約3億8,354万トン(前年度約3億8,703万トン)
- 前年度に比べ、約349万トン(約0.9%)減少
2.業種別排出量
- 上位5業種で総排出量の8割以上(上位業種は前年度と同様)
- 電気・ガス・熱供給・水道業(26.6%)
- 建設業(20.5%)
- 農業・林業(20.4%)
- パルプ・紙・紙加工品製造業(8.8%)
- 鉄鋼業(7.1%)
3.種類別排出量
- 上位3品目で総排出量の8割以上(前年度と同様)
- 汚泥(44.5%)
- 動物のふん尿(20.3%)
- がれき類(15.6%)
4.産業廃棄物の処理状況
- 前年度に比べ、最終処分量が約2%減少
- 再生利用量(52.2%)※前年度比400万トン減少
- 減量化量(45.3%)※前年度比100万トン増加
- 最終処分量(2.5%)※ほぼ変更なし
出典