策定「建設リサイクル推進計画2020 ~「質」を重視するリサイクルへ~」

2020年9月30日、国土交通省における建設リサイクルの推進に向けた基本的考え方、目標、具体的施策をとりまとめた「建設リサイクル推進計画2020 ~「質」を重視するリサイクルへ~」が策定された。

建設廃棄物のリサイクル率は、1990年代は約60%程度だったものが、2018年度は約97%となっており、1990年代から2000年代のリサイクル発展・成長期から、維持・安定期に入ってきており、
今後は、リサイクルの「質」の向上が重要な視点となると想定している。


◆建設リサイクル推進計画2020のポイント◆

  • 維持・安定期に入ってきた建設副産物のリサイクルについて、今後は「質」(※)の向上が重要な視点
    (※)リサイクルされた材料の利用方法に目を向ける
  • 建設副産物の再資源化率等に関する2024年度達成基準値を設定し、建設リサイクルを推進
  • 主要課題を3つの項目で整理し、取り組みの実施主体を明確化
  • 新規施策として、「廃プラスチックの分別・リサイクルの促進」、「リサイクル原則化ルールの改定」、「建設発生土のトレーサビリティシステム等の活用」に取り組む
  • これまで本省と地方で分かれていた計画を統廃合

●国土交通省「建設リサイクル推進計画2020」(概要)
●国土交通省「建設リサイクル推進計画2020」(本文)

【建設リサイクル推進計画とは】
建設リサイクルや建設副産物の適正処理を推進するため、建設リサイクル推進に向けた基本的考え方、目標、具体的施策を取りまとめたもの。1997年に初版が策定され、およそ6年おきに見直しされている(現在は2014年版)。
●国土交通省「建設リサイクル推進計画」のページ

出典

○e-GOV>「建設リサイクル推進計画2020」(案)に関する意見募集の結果について

○国土交通省「「建設リサイクル推進計画2020 ~「質」を重視するリサイクルへ~」の策定について」/2020年9月30日

○国土交通省 建設リサイクル推進施策検討小委員会

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