工場等でエネルギーを使用する事業者に対して更なるエネルギーの使用の合理化を促すため「事業者クラス分け評価制度」が開始された。
事業者クラス分け評価制度の概要
- 省エネ法の定期報告を提出する全ての事業者をS・A・B・Cの4段階へクラス分けし、クラスに応じたメリハリのある対応を実施
- Sクラス(優良事業者)を業種別に公表して称揚
- Bクラス(停滞事業者)以下は、より厳格に調査
クラス | 水準 | 対応 |
Sクラス (優良) |
①努力目標達成(5年間平均原単位を年1%以上低減) または ②ベンチマーク目標達成 |
経産省HPで事業者名や連続達成年数を表示 |
Aクラス (一般的) |
SクラスにもBクラスにも該当しない者 | なし |
Bクラス (停滞) |
①努力目標未達成かつ直近2年連続で原単位が対前度年比増加 または ②5年間平均原単位が5%超増加 |
注意喚起文書を送付し、現地調査等を重点的に実施 |
Cクラス (要注意) |
Bクラス事業者の中で特に省エネへの取組が不十分 | 省エネ法第6条に基づく指導を実施 |
スケジュール
2016年度より制度開始
出典
○経済産業省「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(工場等に係る措置)に基づく、「事業者クラス分け評価制度」を開始します」