2020年8月20日「磁気ディスク装置の新たな省エネ基準に関する報告書」が取りまとめられた。
磁気ディスク装置のエネルギー消費性能の向上に関し、製造事業者等の判断の基準となるべき事項等について審議したもの。
「磁気ディスク装置」の省エネ基準は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づき、2011年度を目標とする基準が設定、運用されているが、
デジタル化・ネットワーク化の進展により、データセンター等での大容量ストレージの需要が高まっていると考えられることから、
新たな基準は、2023年度を目標年度とし、大容量の磁気ディスク装置においては、2015年度比で約68%のエネルギー消費効率の改善を見込んでいる。
今後、省令・告示の改正が行われる予定。詳細は、下記資料参照。
磁気ディスク(ハードディスク等のストレージ装置)の製造事業者、輸入事業者は今後の動きに注意が必要です。
●電子計算機及び磁気ディスク装置判断基準ワーキンググループ取りまとめ(概要)
●電子計算機及び磁気ディスク装置判断基準ワーキンググループ取りまとめ(磁気ディスク装置判断基準等)(令和2年8月)
新たな省エネ基準の概要
目標年度 | 2023年度 |
対象機器 | 磁気ディスク装置 <新たに適用除外とするもの> ・交流電源から給電を受けず、USBケーブル等の直流電源の給電のみで動く磁気ディスク装置(いわゆるバスパワー製品) <適用除外から外すもの> ・ディスク直径が40mm以下のもの ・最大データ転送速度が1秒につき270GBを超えるもの |
省エネ基準 | 以下の表の区分ごとの算定式で算出する値 |
(出典)経済産業省
出典