HMT(ヘキサメチレンテトラミン)の取り扱い

今年5月に利根川水系の浄水場などで、ヘキサメチレンテトラミンを含む質基準を上回るホルムアルデヒドが検出された問題で、環境省が「利根川水系における取水障害に関する今後の措置に係る検討会」を設置し、水質汚濁防止法や廃棄物処理法等におけるHMTの規制を検討している。

<検討事項:水質汚濁防止法>
HMTはそれ自体の毒性は低く、またPRTRデータから見ても取扱いは一部の事業所に限定されるているため、常時排水を拘束することになる排水規制を一律に多くの工場・事業場に課すことは適当とは言えない。また、今回の事案は異常時で起こったことであり、水質汚濁防止法の指定物質に追加し、事故時の措置対象として管理することが妥当であると検討されている。

<検討事項:廃棄物処理法>
廃棄物の処理を委託する場合に添付するWDSにつき、ガイドラインの見直しを検討すべきとされた。

【出典】環境省 http://www.env.go.jp/water/confs/tonegawa_intake.html

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