公表「フロン排出抑制法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類の充塡量及び回収量等の集計結果(2019年度分)」

「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)」に基づき、2019年度における業務用冷凍空調機器からのフロン類の充塡量回収量等の集計結果が取りまとめられた。

●業務用冷凍空調機器からのフロン類充塡量及び回収量等集計結果の詳細.pdf
●令和元年度都道府県別充塡量及び回収量等実績.pdf

フロン類の回収義務と充塡行為の適正化
フロン排出抑制法に基づき、業務用冷凍空調機器の廃棄時及び整備時において、冷媒として使用されているフロン類の回収が義務付けられています。また、機器の整備時(設置時を含む)において、充塡が適正に行われるよう必要な措置を講じなければならないとされています。

集計結果の概要(2019年度)

1.充塡量:約56万台・約5,250トン(前年度比減少)

2019年度にフロン類を充塡した業務用冷凍空調機器の台数は約56万台(約0.02万台減)、充塡したフロン類の量は、約5,250トン(対前年度比約212トン減)。

※括弧内は前年度比

2.回収量:約174万台・約5,239トン(前年度比増加)

2019年度にフロン類を回収した業務用冷凍空調機器の台数は、約174万台(約19.1万台増)、回収したフロン類の量は約5,239トン(約23トン増)。

2019年度における廃棄時のフロン類回収率は、推計値で約38%(前年度約39%)。近年は4割弱で低迷している。

その対策として、フロン排出抑制法の改正(2020年4月1日施行)により、ユーザー(機器の管理者)がフロン類を回収し充塡回収業者へ確実な引渡しを行う取組を進めるよう罰則規定を強化するなど、都道府県による指導監督の実効性を向上させる新たなスキームを設けるとともに、フロン回収が確認できない機器については廃棄物・リサイクル業者等が引き取ることを禁止する仕組みを新たに整備しており、その確実な施行等により、回収率の向上を図っている。

図.フロン排出抑制法に基づくフロン類回収量等の推移

出典

○環境省「令和元年度のフロン排出抑制法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類充塡量及び回収量等の集計結果について」/2020年12月25日

○経済産業省「フロン排出抑制法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類の充塡量及び回収量等の集計結果(令和元年度分)を取りまとめました」/2020年12月25日

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