環境省より、2018年度(平成30年度)における騒音・振動・悪臭に係る苦情の件数、各法律に基づく地域指定の状況及び届出件数、措置の状況等が公表された。
施行状況調査結果
1.騒音規制法(2018年度)
2018年度は、前年度と比較すると微増。ここ数年はほぼ横ばいの状況。
●平成30年度騒音規制法施行状況調査の結果について(PDF)
項目 | 内容 |
環境基準の達成状況 | 2018年度に環境騒音の測定を実施した地方公共団体数は320市区町村で、全測定地点2,591地点のうち、89.4%(前年度89.7%)の地点で環境基準を達成していました。 |
苦情件数 | 16,165件(前年度比50件増加) |
苦情内訳 | ・建設作業:6,050件(全体の37.4%) ・工場・事業場:4,610件(全体の28.5%) ・営業:1,383件(全体の8.6%)等 |
振動規制法に基づく措置の状況 | 〔特定工場等〕 ・指定地域内の特定工場等に係る苦情件数:908件(前年度826件) ・報告徴収:130件(前年度113件) ・立入検査:499件(前年度483件) 〔特定建設作業〕 ・指定地域内の特定建設作業に対する苦情:1,958件(前年度1,839件) ・報告徴収:229件(前年度236件) ・立入検査:1,387件(前年度1,244件) |
(出典)環境省「【別紙】平成30年度騒音規制法施行状況調査の結果について(PDF)」
2.振動規制法(2018年度)
●平成30年度振動規制法施行状況調査の結果について(PDF)
項目 | 内容 |
苦情件数 | 3,399件(前年度比170件増加) |
苦情内訳 | ・建設作業:2,381件(全体の70.1%) ・工場・事業場:556件(全体の16.4%) ・道路交通:233件(全体の6.9%)等 |
振動規制法に基づく措置の状況 | 〔特定工場等〕 ・指定地域内の特定工場等に係る苦情件数:123件(前年度126件) ・報告徴収:29件(前年度13件) ・立入検査:70件(前年度76件) 〔特定建設作業〕 ・指定地域内の特定建設作業に対する苦情:691件(前年度659件) ・報告徴収:72件(前年度83件) ・立入検査:510件(前年度465件) |
(出典)環境省「【別紙】平成30年度振動規制法施行状況調査の結果について(PDF)」
3.悪臭防止法(2018年度)
2018年度は、前年度と比較すると増加したものの、2003年度以降は減少っ傾向にある。
●平成30年度悪臭防止法施行状況調査の結果について(PDF)
項目 | 内容 |
苦情件数 | 12,573件(前年度比548件増加) |
苦情内訳 | ・野外焼却:3,223件(全体の25.6%) ・サービス業・その他:2,153件(全体の17.1%) ・個人住宅・アパート・寮:1,424件(全体の11.3%)等 |
悪臭防止法に基づく措置の状況 | ・指定地域内の工場・事業場に係る苦情件数:4,858件(前年度4,496件) ・報告徴収:369件(前年度467件) ・立入検査:1,604件(前年度1,618件) |
(出典)環境省「【別紙】平成30年度悪臭防止法施行状況調査の結果について(PDF)」
出典
○環境省「平成30年度騒音規制法施行状況調査の結果について」
○環境省「平成30年度振動規制法施行状況調査の結果について」
○環境省「平成30年度悪臭防止法施行状況調査の結果について」