パブリックコメント「風力発電所リプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン(案)」

「風力発電所リプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン(案)」について、パブリックコメントが行われる(2020年2月25日~3月16日)。


2019年3月に「太陽光発電施設等に係る環境影響評価の基本的考え方に関する検討会報告書」が公表され、この中で、風力発電に関するリプレース事業の環境影響評価手続の合理化手法について検討すべきこと等について報告された。

これを踏まえ、風力発電事業のリプレースに係る環境影響評価の合理化に関する検討を行い、「風力発電所リプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン(案)」が作成された。

設置から一定の期間を経過している風力発電所の中には、既存の設備から新しい設備への更新(リプレース)に着手されているものがある。

発電所アセス省令では、第21条では風力発電所の環境影響評価の項目の選定につい
て、第23条では手法の選定について、【スコーピング】の考え方が規定されている。本ガイドラインは、風力発電所のリプレースを対象として、事業者が環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法を検討する際に参考となるよう、その考え方や具体的な調査、予測及び評価の手法の例を示したものである。

【スコーピング】
環境アセスメントにおいて、手法、方法等、評価の枠組みを決める方法書を確定させるための手続きのこと。
環境への影響を調査する際、その調査項目の重要度、選定等は、各ケースによって異なり、画一的に論じることができない。そこで、評価書作成に先立って、方法書案を作成、公表し、広く意見を募ることによって、より公正で、案件ごとの個別の事情に適った環境アセスメントの評価枠組みを決定することができる。

スケジュール

【パブリックコメント】2020年2月25日~3月16日

出典

○電子政府の総合窓口「パブリックコメント:意見募集中案件」

○環境省「風力発電所リプレースに係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン(案)に関する意見の募集(パブリックコメント)について」/2020年2月25日

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