「中央環境審議会大気・騒音振動部会有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会(第6回)」開催

2019年11月13日(水)「中央環境審議会大気・騒音振動部会有害大気汚染健康リスク評価等専門委員会(第6回)」が開催される(公開)。

大気汚染防止法の有害大気汚染物質対策制度において「優先取組物質」のうち指針値が設定されていない9物質のうち「アセトアルデヒド」「塩化メチル」に関する健康リスク評価について検討が行われる。

「有害大気汚染物質」とは??
大気汚染防止法 第2条第15項において、「「有害大気汚染物質」とは、継続的に摂取される場合には人の健康を損なうおそれがある物質で大気の汚染の原因となるもの(ばい煙、特定粉じん及び水銀等を除く。)」と定義されており、既に大気汚染防止法で規制対象となっている硫黄酸化物や塩素などの「ばい煙」と、石綿などの「特定粉じん」は除外されている。事業者の責務として「排出状況の把握及び排出抑制(第18条の 37)」が、国及び地方公共団体の施策として「大気汚染状況のモニタリング、科学的知見の充実、情報提供及び知識の普及等(第18条の38及び第18条の39)」が規定されている。
大気汚染防止法では、有害大気汚染物質の具体的な物質名は明示されておらず、1996年10月18日の中央環境審議会の答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第二次答申)」において、「有害大気汚染物質に該当する可能性のある物質」と「優先取組物質(有害大気汚染物質の中で有害性の程度や健康リスクがある程度高いと考えられる物質)」が示された(その後、2010年10月15日の中央環境審議会の第九次答申によりの改正)。
●有害大気汚染物質に該当する可能性のある物質:248物質
●優先取組物質:23物質

委員会の概要

1.日時

  • 2019年11月13日(水)10:00~12:00

2.場所

  • 中央合同庁舎第4号館 全省庁共用1214特別会議室(12階)
    (東京都千代田区霞が関3-1-1)

3.議題(予定)

  • アセトアルデヒドに係る健康リスク評価について
  • 塩化メチルに係る健康リスク評価について
  • その他

今後のスケジュール
  • 2019年11月13日(水):第6回専門委員会
  • 2019年12月11日(水):第7回専門委員会
  • 2020年2月3日(月):第8回専門委員会
  • パブリックコメント実施(予定)
  • 2020年3月下旬:第9回専門委員会(専門委員会報告書(案)の取りまとめ等)

出典

○環境省「中央環境審議会大気・騒音振動部会有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会(第6回)の開催について」/2019年10月29日

○環境省 中央環境審議会 大気・騒音振動部会 有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会